Oct 31, 2010

Run around everywhere

*External link to the Japanese website
**External link to the website except written in Japanese


I have given up writing entries in English because it takes too much time for me to write in it while I have a lot of subjects to write.
Therefore I write a entry in Japanese for the present and make a summary of it in English for readers who are not good at reading Japanese texts.
However, of course you can write a comment in English or other languages.
Thank you for your understanding.

Today's summary
  • I went to Hitotsubashi University with Rick in order to listen to a lecture by a sociologist from Germany, Ulrich Beck.
  • We ate suta-don for lunch in Kunitachi city.
  • I was very annoyed with the sudden operation stop of Chuo line that was caused by jumping suicide of a woman.
  • In the evening I was questioned by the police at Akihabara.
  • I ate ramen at Ramen Dai Horikiri for dinner.
ドイツの超高名な社会学者ウルリッヒ・ベック(Ulrich Beck)の来日講演とシンポジウム*が催されるというので、一橋大学に出かけた。わたしは相変わらず昼夜逆転の生活をしており、朝方寝つくことができなかったばかりか、昼前に眠ってしまったら、13時開始の講演に絶対間に合わないので、言うまでもなく一睡もせずに講演へと臨んだ。

2005年、大学3年生だったわたしは、ベックの著書『世界リスク社会論』(平凡社、2003年)に取り組んだ……のだが、イマイチよくわからなかった。翌2006年には、その年初めて大学で教え始めた若手社会学者(T先生)の授業で、ベックの著書(確か『世界リスク社会論』)を原語で読んだ……はずなのだが、内容は全く覚えていない。

けれども、大学8年目、大学院も4年目になった今、ベックの話を聞いたら、なんとなくしっくりとわかった気がした。やはり講演を聴きに来ていたRickに、そのことを偉そうに言ったら、「講演だから、易しい内容を易しく喋っていたからでしょ」と失笑されながら言われた。そりゃそーかもしれん。


(l. to r.) Beck, Shimamura Ken' ichi (島村賢一氏) (interpreter)

ベックの講演のあと、日本人学者3人の「アンサー」的な講演が予定されていたが、わたしたちはそれを失礼して会場を後にし、国立の「名物すた丼の店*」で昼食を食べた。すた丼屋が桐朋高校のサッカー部員他で混んでいたので席が空くのをしばらく待つことになり、わたしたちが食事を始めたのはもうすぐ15時になろうかとしていたときだった。



そのあと、国立駅前大学通りの歩道でRickと30分ほど立ち話をした。大概が悪口だったので、その内容をここに書くことはできない。翌週にゼミで発表を控えていたRickと別れ、一橋大学図書館に向かったのは、16時頃だった。図書館の資料をコピーしたかったのである。

土日祝は17時で閉まる図書館を出て、国立駅から東京行きの電車に乗ったとき、時刻は17時を少し過ぎていた。わたしは買い物のため、秋葉原に向かっていた。国立からなら、普通は1時間とかからず辿り着く旅程である。

けれども、国立駅隣の西国分寺駅で電車の運行が止まる。時を同じくして西国分寺から8駅先の荻窪駅で人身事故が発生したらしい(後日、毎日新聞*によれば、自殺の可能性がある若い女の死亡事故だったそうだ。また自殺騒ぎかよ……。)わたしが足止めされている西国分寺駅は、運良く武蔵野線に乗り換えられるので、南回りの武蔵野線→南武線→京浜東北線経由で秋葉原に向かうことにした。

南回りは失敗だった。西国分寺から中央線を使わずに秋葉原に行きたい場合、電車の便を考えても、乗り換え回数を考えても、そもそも実際に移動する線路の距離を考えても、北周りの武蔵野線→京浜東北線経由のほうが明らかに早かったはずである(ヤフーの「経路、運賃検索*」によれば、北周りは48.3キロの1時間9分、南回りは52キロの1時間32分だそうだ)。

府中本町駅で10分弱待たされて、南武線の川崎行き電車に乗ったのは、17時59分*だった。先にも述べたようにわたしは完徹明けなので、この頃になると疲れと睡魔でかなりふらふらになっていた。吹きさらしのホームで電車を立って待つのも辛く、一刻も早く電車の座席に座って爆睡を決め込みたかった。だが、その目論見は儚く消えた。

南武線の電車は混んでいた。わたしはあまり南武線に乗ったことがないので、この混雑は土曜日のこの時間帯のゆえなのか、それとも中央線が止まっているからなのか、わからなかった。小田急線との乗換駅である登戸でも、眠気を堪えて必死に立席乗車するわたしの目の前に座る客は降りようとはしなかった。平均駅間距離1.5キロ*という南武線はよく停車する(中央線の平均駅間距離*は、2.3キロだそうだが、三鷹以西はもっと離れているように思う)。わたしの前に座る客がどこで降りていったのか、今となってはもはや覚えてはいないが、座席を確保するや否や、わたしは直ちに爆睡モードに入った。ベンチシートの一番端というのも、都合がよかった。こういうときの列車睡眠のなんと気持ちいいことか。気づいたら、終点の川崎駅に到着していた。

川崎で乗り換えた京浜東北線では、問題なく座席に座ることができた。そこでも案の定寝てしまったわけだが、起きたときには秋葉原から一駅先の御徒町駅まで行ってしまっており、慌てて降りて反対方向の電車に乗り換えたのだった。秋葉原駅に到着したのは19時頃。メンヘラ自殺女のせいで通常より1時間も余計にかかってしまった。

散々な目はこればかりに留まらなかった。秋葉原の街中で、ポリ公に職質をかけられたのである。秋葉原の中央通りは、APEC(11月13、14日)開催の時節柄か、それとも加藤君*の相変わらずのお陰なのか、何だかいつもよりマッポどもが多くうろついていた。徹夜明けで眠たい目を細めながら、わたしは「暴力装置」の末端部分たちを眺めていたら、むべなるかな、あっさりと声をかけられた。わたしは中央通りを上野方面へと北上していた。

そもそも眠くて疲れているのに、人身事故により列車が止まったせいで遠回りをさせられて余計に時間はかかるわ疲労は溜まるわで、殊更にイライラしていたところに、人を見た目で判断するという公権力の横暴にさらされた。わたしのフラストレイションは爆発寸前である。

連中の話を総合すると、リュックサックやシザーバッグを提げている奴は、アブない人間と見なすようだ。この日の私の風采は、ユニクロの5年選手の白いフリースにジーンズ、リュックサック、腰にはシザーバッグ、という感じである。ちなみにわたしが職質されるのは2度目で、最初のときは東京駅構内で、そのときもわたしはリュックサックを提げていた。

若手と中年の制服組二人に威圧的に取り囲まれる。
「シザーバッグにナイフとか入れている人を取り締まっているんです。」
「そうですか」俺がカリスマ美容師に見えるか?

「カバンの中見せてもらっていいですか? 何か危ないもの持っていませんよね?」
「危ないものを持っている人は、普通『持っている』なんて言いやしませんよね。爪切りくらいっすわ」そりゃそーだろ!
「あっ、爪切りなら大丈夫でーす」

「今日はお買い物ですか?」
「そのつもりで来たんですけど、特に何も買っていません」余計なことを訊くなよ!

「お急ぎのところ、ご協力ありがとうございました」中年のほうは心得ているのか、結構低姿勢だった。
「まあ職質されているところを傍から見たら、あんまりいいイメージは持たれないっすよね(怒)」

嗚呼、不愉快千万。こんな日はラーメンでも食べて帰ろう。二郎がいい。松戸の二郎なら、拙宅からも近いし、ちょうどいい。

千代田線の湯島駅から常磐緩行線直通電車に乗る直前のことだった。「ラーメンの神」ならぬ「ラーメン大魔王」がわたしに宿ったのか、何やら勘がピンと働いた。二郎のこと、もしや臨時休業があるやもしれぬ。そう思って、携帯電話からTwitterを検索してみると、何たること! 本当に松戸二郎は本日休業*だという! わたしはラーメンのサタンか!

そういうわけで、町屋駅で下車し、京成線の成田空港方面電車に乗り換え、3つ先の堀切菖蒲園駅で降りた。

時刻は20:40分頃、やって来たのは、ラーメン大堀切店。二郎インスパイアとしては最大の系列であろうと思われる。他の大には行ったことがあるが、堀切店は初めてである。到着当初席が全て埋まっていたので店の外で待っていたところ、足許が覚束ない通りすがりのおっちゃん(オジイチャン?)がいきなり「混んでるでしょ? ここ人気店だから」と話しかけ、すぐに去っていった。これが葛飾区クオリティである。わたしも葛飾区に住んで8年目だが、常磐線沿線と京成線沿線とではまた下町の人種も異なるらしく、拙宅の近所ではこのようなおっちゃんには話しかけられたことはない。


Ramen Dai

着席するのにはそんな時間はかからなかった。店員は、両腕にタトゥーをキメた若い男性が一人。この店員も声が小さく案内もないので、この店に初めて来るわたしは店のシステムがわからず、しばし戸惑った。思えば東小金井の大に行ったときも、店員にたいして同様の感想を持った。ラーメン大は、どこも店員の接客が悪いのだろうか。正直に言って、一般的なラーメン店と比較すれば接客が悪いとされる二郎各店も、わたしが行った東小金井や堀切の大に比べれば、愛想はいいし、声も大きいし、接客はいいように思える。



わたしが食べたのは、ラーメン(600円)。野菜はやや硬めで、スープはしょっぱめ。二郎インスパイアに間違いはないが、以前わたしがよく通っていた秋葉原の影武者に味が似ている。微妙な違いだが、やはり大は二郎とは違うのだなあ。わたしが旨いと思えた二郎(立川、新小金井街道、松戸、小岩など)は、しょっぱさの中に、恐らく乳化したアブラの甘味が仄かに感じられたのだが、堀切大は、しょっぱさの後から甘味があとからついてこない。不味かったわけではないし、無休で24:40までやっていることを考えると、夜遅くまでふらついているわたしには都合のいい店だから、行きつけにしてもよいのだが、周囲の二郎好きに強く勧められるほどでもない、といったところか。

食事を終え、店を出たわたしは、お得意の徒歩帰宅をやってやろうと思ったが、正直方角もわからないし、葛飾区の端から端へ帰るとなると、結構な時間もかかることが予想され、すぐさま断念。大人しく京成線に乗って帰ることにした。

駅舎に入る直前、脇の京樽で持ち帰り寿司が全品半額で売っていたので、鯖の押し寿司を2パック買った。もちろん帰宅してから食うためではなく、翌日の朝飯用である。


At Keisei Takasago station (京成高砂駅)

ついでに、後日、上掲のT先生から4年ぶりにメールをいただいて、このシンポジウムのことを教えていただいたのだが、ときはすでに11月3日で、東京の回は既に終わっていた(本人もそのことは後悔していた。ベックの講演旅行は、このあと京都、名古屋と続いている)。

(First updated Nov. 29. 2010)

3 comments:

  1. とうとう英語で書くことをあきらめましたね(笑)
    それならこちらも気兼ねなく日本語でコメントできるというものです
    それにしてもラーメンがうまそうだ

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  2. 日本語で書いてあると、日本語でコメしやすいw
    それはともかく、らめーんがうまそうだ、と
    しかしずいぶんな量ですごい

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  3. You can always write a comment in Japanese. And I always try to take a picture looking delicious.

    コメントは(わたしが読める限り)何語でも歓迎です。写真は美味しそうに見えるように心がけて撮影しています。このラーメンは、量も味も、まあ大したことはなかったのですがw

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